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嫁との別れ

2014年2月24日 (月)

がんばるぞ〜!

葬式までたっぷり時間があって、いっぱい泣いたから、葬儀中は泣かずにいられた。

だけど、火葬の釜に棺が入って、扉が閉まる時は、参った!あれは悲しすぎる。
でも、俺は誓うぞ!残された子供達をしっかり育てあげ、嫁の分まで、
一生懸命楽しんで生き、悔いなく死ぬ!
そして、いつか、俺もむこうに行ったとき、よくがんばったね!と、
嫁さんに誉めてもらえるように、    がんばるぞ〜!。

家の嫁さんなめんなよ!的、葬儀。

かなり前、嫁さんが何気なく言った、「私の葬式は花いっぱいにしてほしいな」…

     よっしゃあ! わかった!やったるでー。
遺影の周りを花で埋め尽くすべく、がんばって、集めたが、まだ足りない。
 嫁の実兄は、インターネットで、同業者の交流会を主宰していて、
全国の仲間から、祭壇用の生花を出してもらった。
 本人、全く死ぬ気は無かったから、友人、交友関係がまったく分からず、
苦労したが、年賀状、メール、友人伝で、葬儀の案内を連絡した。
そして、当日。
まさに花いっぱいの祭壇、たくさんの、人、人、人。
200人以上の人が、嫁の見送りに駆けつけてくれた。焼香の列は、
入り口の外まで続き、駐車場に車が止められない騒ぎだったそうだ。
参列して下さった方々にはご迷惑をかけてしまったようだが、もう大感激。
嫁さんも、胸を張ってあっちに逝けたんじゃアないかな?

葬式まで10日間

 久しぶりに、2階の部屋で寝た。

約半年間、昨日までベッドの横に幅60センチの長座布団で寝ていた。
もう夜中に起きて、体をさすったり、トイレや体位替えをすることもない。
目が覚めて、1階のベッドには、やっぱり嫁さんが横たわっていた。
   (ああ やっぱりしんじゃったんだなあ)
 後6日で今年も終わる、葬儀屋さんの話だと、もう、今年中の葬式は無理
だそうで、葬儀場の来年の予約は12月30日に、決まるそうだ。
正月明け、予約が取れれば4日が最短。
実は1月4日は、嫁さんの誕生日! …! なんだかその日になりそうだなあ。
  やっぱり! 1月4、5日で、通夜、告別式に決定!
その日まで、10日間、ゆっくり、お別れが出来るね。

2014年2月23日 (日)

クリスマスに逝く

水分を口から入れても通らなくなる。飲んでもしばらく苦しがり、

全部吐いてしまう。往診の先生もそろそろ強いタイプの痛み止めを使いますか?
(モルヒネ?)と言われた。
今日は25日クリスマス。子供達も冬休みに入り、家にいる。
朝、看護士の方が来て、血圧を測るとエラー、なんとか計れて帰り際、
「こう言う時はすとんと、いくときがあるから、気をつけてね。
呼吸を肩じゃあなくて、顎でしてるようになったら、危ないよ」
       そんな事言われても、       
午後、嫁が小さな声で、「足をマッサージすると血圧が上がってくるよ」
と言うので、ばあちゃんが足の裏、子供達が片足ずつ、マッサージを始めた。
おれ?俺はみんなに指示する役、(本当は子供達に母親と触れ合っていてほしいから手を出さなかったんだぜ!)
でも、嫁はちゃんと見ていた、小さな声で「あんたはなにやってるのよ」
 ハイ! ただいま。
そんな事をしていた、午後4時、例の顎呼吸が始まった。
必死の声かけも届かず、家族みんなの見守る中 息を引取る最後のひと呼吸まで
見て、看取る事が出来た。
ほんとうに、最高の嫁だった、ありがとう、辛かったろうけど、やっと解放されたね
ゆっくり休んで下さい。

介護の地獄

普通、患者は病院にいて、家族の者は面会時間が過ぎると、また明日ね、

といって帰って行く。
その夜の病人の苦しみ、悲しみ、不安は、想像はするだろうが、本当は知らない。
最愛の者を家で看取る為に24時間介護しているのは辛すぎる。
嫁さんが強い、といっても人間だ、波がある。
痛がったり、苦しんだり、吐き気が出たり、熱出したり…最後は…たすけてよ。
俺、本当につらい。自分はこんなに泣き虫だったっけな?
毎日泣いた。

弱って行く嫁

カート治療、栄養分を戻すと言っても、何度もやっていると、

明らかに弱って行くのが分かる。
訪問看護の方が入るようになり、やがて、ベッドの横にポータブルトイレを置く、
栄養点滴を始める、褥瘡予防にエアーマット、訪問入浴。日に日に悪くなる。
嫁自身も訪問介護士をしていたから、よくわかっていた筈。
あれだけはやりたくない!と言っていた物を受け入れる辛さ。
心が折れる、はずなのに! 家の嫁さんはやっぱり強い!本物だ!
子供達は今、高2と中2、子供達の進路を見届けるまで死なないよ!
髪も切りに行きたいし、歯医者に行って検診してもらう、  なんで?
(入れ歯になったら困るでしょ)   負けたよ!

介護

仕事中の昼休み、電話があり、嫁さんが歩けなくなり、医者に行ったと、

連絡が入った。
丁度長男がいて、実家のお父さんも駆けつけてくれて、二人掛かりで運んでくれたらしい。  自分も急いで帰り、1階の居間に敷くカーペットと、ベッドの移動、
その他色々用意をした。
元々、二世帯住宅の二階で生活していたが、最近階段の上り下りが大変になってきて、1階にベッドを置こうか?と聞くと、絶対やだ!と言っていたのに…。
その日を境に自分が介護休職に入る。本来こんな甘えは、通らないのだが、
俺の仕事は嫁さんの実家の会社の社員、義理の兄貴が代表。
10年以上前俺の父親を癌で介護して、自宅で看取ったときも、良く頑張ってくれた嫁、絶対病院なんかで死なせない!休みがもらえなかったとしても、家で見るつもりだった。
その後やはり腹水も1週間程でいっぱいになり、その度要町の病院に行く事になる。

KM-KART治療開始!

決死のドライブ、家族旅行から帰って2日後、要町の病院に行く。

本来は、検査日込みで、2泊3日。 しかし、前回検査のみ済ませてくれていたので、1泊で済む。
朝から順調に抜け始め、8ℓ抜けた。一日付いていてあげたかったが、付き添いの
宿泊は出来ず、翌日に迎えに行った。少し熱が出たようだが、元気はある。
お腹は、思った程へっこまなかったけど、ずいぶん楽になったらしい。
帰りに珍しく、外食したい、と言うので、レストラン藍屋に寄る。
やっぱりあまり食べられなかった。
でも腹水が安全に抜けて本当に良かった、開発者の松崎先生本当にありがとう。図2 KM-CARTシステム

WILD-1

KART治療の前、10月の3連休に、半年前から予約していた、

アウトドアショップWILD-1が運営している、
ワイルドフィールズおじかに、貸しロッジに泊まりに行った。
ここは、家の家族のお気に入りのキャンプ場で、俺の母親と妹(同居)
を連れて行く時は、ロッジを借りて薪ストーブ三昧。
ただ、今回は勝手が違う、ただでさえ動くのが辛いのに、長時間のドライブ、
腹水で膀胱を圧迫される事による頻尿、おまけに3連休の渋滞。
なかなか中止しよう!と切り出せないでいると、本人、いくよっ!と軽く言う。
  相変わらず、さすがだ。
この頃は移動に車いすを使っており、6人乗って、車いす、荷物を入れて車内はパンパン。
ただならぬ家族旅行の空気をまき散らしながら、いざ出発!
サービスエリアでは、休憩の度に障害者用トイレに入る。
普段は気にしなかったけれど、障害者用トイレの有り難さ、健常者の使用、
他の障害者の方の鉢合わせ。  勉強になる。
障害者の方は自由が利かない分、使用時間長くなる。
やっぱり、高速道路くらいは、障害者用トイレ2カ所は欲しいなあ。
奇跡的に渋滞もあまりなく、目的地に到着、
今回のロッジはサウナ付き、
いつもは、外でバーベキュー、パン作り、バトミントン、散策。
でも今回はひたすら薪ストーブを炊いて、室内の保温。
嫁さんの体調も安定している。少し寒いけど車いすで外に出て
散歩する、車いすを押しながら、気ずかれ無いように少し泣いた。
Dscf9508
夜も穏やかにしあわせな時間が過ぎて行った。
朝帰るとき、駐車場から振り返り、景色を眺める。
毎年家族で来ていたこの場所も、嫁さんがいなくなったら、
もう、くる事もなくなるのかな。   さみしい。
なんと帰りも渋滞0!神様、ご先祖様、ありがとう。

KM-CART

いよいよ大きくなって来たお腹。

さといも湿布じゃあ埒があかない。
腹水を抜くとは、溜まった水も抜けるが、栄養分まで抜いてしまうので、
ただでさえ体力がない上に、栄養まで抜いてしまったら、命を落としかねない、
と言う事らしい。
ネット探すと、あったよ。 
KM-CART(腹水ろ過濃縮静注法)。なんだか分かりずらいが、
要は、水を抜いた後、栄養分だけ濃しとって、体に点滴で戻す方法らしい。
昔からある方法らしいが、癌性の腹水だとすぐに目詰まりして、たくさん抜けなかったらしい。しかし、KM-CARTは、改良版で(KM-とは、開発した先生のイニシャル)一度に10ℓ以上も抜けるらしい。 らしい、らしい、ばかりだが、まずは行ってみよう。病院は池袋要町、先生は正にK.M先生本人。腹水の辛さを良く分かって下さっていて、週明けに処置して下さる事になった。
 
2016年追記
私のブログに、「KM-CART」で検索して来られる方が結構いらっしゃるようです。
2年ほど前、私の妻も大きいお腹に難儀しておりましたので、
大切な方を助けてあげたい一心で情報集めをしておられること、
痛いほどよくわかります。
そこで、当時の情報になりますがもう少し詳しく書いてみます。
妻のお腹が日に日に大きくなり、主治医に相談するも利尿剤で対処しかない、
と言われ続けておりました。
そんな折ネットでKM-CARTのことを知りました。
東京の要町病院(本家?)の病院に電話して予約を取りました。
まずは大きな病院ではなく、近くの雑居ビルの3?4?階にあるクリニックにて
診察を受けます。(場所が分かりにくかった)
そもそも腹水で苦しんでいる患者さんが、何日も先の予約を待てるはずもありません。
おそらくその辺の事情も院長の松崎先生がよく理解してくださり
すぐに対処してくださりました(当時)
後日「要町病院(かなめちょう)」に二泊三日の入院で処置しました。
病室に同泊はできませんが、日中の付き添いはOKでした。
妻のお腹の水はどんどん抜けていき、笑顔になった妻の顔が印象的でした。
恐らく今ではもっと多くの松崎先生の弟子達?が日本中でKM-CARTで、腹水治療を
していると思います。探してみてください。
確か、医院のホームページには
患者、家族の希望があれば、余命1週間以内と考えられる患者に対しても積極的に施行しています。腹部の膨隆がなくなり症状緩和ができた状態で看取りを迎えることは、その後の遺族ケアにもつながります。」
これを読んだ時は涙が出ました。1秒でも早く、長く、苦痛は取り除いてあげたい、
そんな気持ちをわかってくれてる!と感じました。
2年前の事で、大した情報もなくすみません、
このブログの記事は鵜呑みにせず、自己責任でお願いします。
あなたの大切な方が早く笑顔になれると良いですね。

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